ストレージ容量が多いと保存できる動画や写真、アプリが多くて大変便利ですよね。
しかし、ストレージ容量が多くなるにつれて、iPhoneやスマホの端末料金が高くなってしまうことが悩みではないでしょうか。
そこで、今回は使用用途別にストレージ容量の目安とバイト(Byte)やビット(bit)といったデータ量の単位について詳しくご説明します。
この記事でわかること
- ストレージ容量について
- バイト(Byte)とビット(bit)
- 『MB』、『GB』のような単位の意味
- ストレージ容量の用途別目安
単にストレージ容量が多いものを購入するのではなく、使用用途を理解して購入することで、無駄な出費を防ぐことができるのでサックと見ていきましょう(>_<)
目次
ストレージ容量とは
ストレージ(storage)とは、『データの記憶領域』のことをいいます。
iPhoneを含め、どのマートフォンにも必ずストレージ容量が存在します。
このストレージ容量がいっぱいいっぱいだと、アプリのアップデートや、写真を保存することができなくなってしまう他、iPhoneやスマホの動作が遅くなってしまいます。
iPhoneでのストレージ容量の確認方法
step
1『設定』⇒『一般』をタップします。
step
2『iPhoneストレージ』をタップします。
step
3現在使用中のストレージ容量が確認できます。
ギガバイト(GB)ってなに?
ギガバイト(GB)とは、1バイトの10の6乗倍大きい単位になります。
ここから少し難しい話になっていきますので、詳しく説明していきます。
バイトとは?
バイトとは、情報量を表すために使われる単位のことを言います。1バイトあたり8ビットの構成からできており、バイト(Bye)を説明するにあたり、かならず出てくるワードがビット(bit)です。
正直、この時点で「??」ですよね。
それでは詳しく解説していきます。
この時点では、こんな感じだとイメージしてください。
ビット(bit)とは
コンピューターが扱う最小単位のことです。
コンピューターの世界では、私たちが普段使用している数字とは違う表現(言語)でデータを処理しています。
それが、『0と1の組み合わせからできる、2進数』です。理由は、0と1だけの表すことで、データの処理速度を格段に上げているためです。
※私たちが日常生活で使う数字を進数表現すると10進数になります。
ここで大事なことが、8ビット=1バイトということです。私たちの生活の中では、1㎝=10mmのように分かりやすい表現ですが、コンピューターの世界では、8Bit(ビット)=1Byte(バイト)になっています。
データ量表す単位について
写真や動画の容量でよく目にする『GB(ギガバイト)』ですが実際どれくらいなのかわかりませんよね。
1B(バイト)=8bit(ビット)を最小単位とすると、前述しました通り、GB(ギガバイト)は、1バイトの10の6乗倍大きい単位になります。
桁が大きすぎて分かりにくいかもしれませんが、簡単に表にまとめてみました。
イメージはこんな感じです。
また、写真やイラストをダウンロードするとき目にする「〇〇KB(キロバイト)」表記されていますよね。
これは、単純にその写真の大きさ(容量)を表しています。つまり、数字が大きいほど画像は綺麗(情報が多い)ということになります。
イメージはこんな感じ
この場合は、もちろん234個のデータからなっている写真の方が圧倒的に綺麗で高画質です。しかしその分、データ量としては大きくなってしまいます。
ストレージ容量の目安
ネットでデータ容量について調べると、様々な意見があって悩んでしまいますよね。そこで用途別にデータ容量の目安についてご紹介します。
写真を保存するために必要な容量
最近のスマホでは、カメラの性能が格段にあがり写真1枚あたりの容量がどうしても大きくなってしまいます。一般的に1枚あたりのデータ量は、1MB~5MBとなっています。
保存できる写真の枚数
※1枚あたり3MBで計算
実際には、写真の保存以外に様々な用途でストレージ容量を使用しているので、もう少し少なくなります。
動画を保存するために必要な容量
iPhoneのカメラで動画を撮影する場合は、カメラの撮影モードによって必要な容量が変わってきます。デフォルトでは、1分間の動画で60MBのデータ量の設定になっています。
各モードでの1分間の動画サイズ
1分間の動画サイズの確認方法
step
1『設定』⇒『カメラ』をタップします。
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2『ビデオ撮影』をタップします。
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3現在のカメラの設定が確認できます。
動画ダウンロードするために必要な容量
いまやAmazonプライムビデオやNetflixでアニメや映画を楽しんでいる方も多いと思います。
ちょっとしたお出かけや、外出の際の空き時間にデータ通信なしで動画が見れるのでダウンロードしちゃいますよね。
Amazonプライムビデオで、コンフィデンスマンJP(1時間56分)とジュラシック・ワールド(2時間2分)、ピクセル(1時間46分)をダウンロードしてみました。
再生時間別の動画容量
2時間弱の映画でも、1GBほどの容量なので4~5本ダウンロードしても全然大丈夫ですね。
ストレージ容量の違いによる価格差
iPhoneのモデル別にストレージ容量の違いによる価格差を比較してみましょう。
iPhone XR~iPhone 12まで、64GBと128GBは5,000円しか変わらないので、将来的に考えると128GBを買った方がお得かもしれません。
しかし、64GBと256GBでは、16,000円も違うので、使用用途を考慮して買えば良いと思います。
また、予算は少ないけど「新しいiPhoneが欲しい!」という方は、64GBを購入して写真や動画をiCloud上にアップするといいかもしれません。
iCloudの月額料金
・5GB:無料
・50GB:130円/月(年間1,560円)
・200GB:400円/月(年間4,800円)
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、用途別にストレージ容量の目安についてご紹介しました。途中ByteやBitといった小難しい話がでてきたのでちょっと分かりづらかったかもしれません。
簡単な目安
・『安く、新しいモデルが欲しい!』、『あまり写真を撮を撮らない』⇒64GB
・『長く使いたい!』、『写真や動画もたくさん撮る!』⇒128GB以上
iPhoneもそうですが、新しいモデルがでるとどうしも欲しくなっちゃいますよね。そんな時は、自分の使用用途を考慮してあなたに最適なストレージ容量のモデルを購入したらいいと思います。
この記事を読んでいただいた、あなたの少しでもお役に立てれば幸いです。
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