電波はあるのに通信速度が遅い
本記事では、こういった悩みを詳しく解決していきます。
ちょっとボリューミーですが、できる限り要点をまとめて説明しますので最後まで、お付き合い頂けますと幸いです。
最後まで読まれたら、必ずWi-Fiの不具合を解決できます( `ー´)ノ
こんな人におすすめ
- Wi-Fiのマークが出ているのに、接続が不安定な人
- Wi-Fiの通信速度が遅いなと感じている人
- Wi-Fiの種類について知りたい人
それでは、早速見ていきましょう(^^)/
目次
そもそもWi-Fiとは?
パソコンや携帯電話、タブレット端末をインターネットに接続するときに電波を使って接続するネットワーク通信技術です。
よく耳にする、『無線LAN』はWi-Fiと基本的に同じものだと考えて大丈夫です。
なぜ繋がらない現象が起きるのか
まず、Wi-Fiの調子がおかしいなと感じたら、まず最初にこちらを確認してください⚠
チェックリスト
- Wi-Fiのルーターとの距離が遠くないか
- 一度に多くの端末で使用していないか
- ルーターを再起動してみる
この3点で解決しない場合は、これから先をお読みください。
繋がらない理由
では、本題に入ります。
前述しました通り、Wi-Fiは電波です。
そのため、Wi-Fiは下記の2つの環境に非常に影響されます。
- 障害物による影響
- 電波を発する機器からの干渉による影響
つまり、Wi-Fiの接続が悪い原因は、基本的に障害物による影響、電波に影響です。
こんな感じです↓
最近の家電は、特にコードレスの機器やBluetooth搭載機器が増えています。
そのため、Wi-Fiの電波に干渉しやすくなっています。
繋がりにくい問題を解決する方法
それでは、少し詳しい説明をしていきます。
障害物による影響を解決する方法
障害物の問題については、できる限り電波を妨げない場所にWi-Fiのルーターを設置することで解決できます。
具体的には、
・壁から離した位置に設置する
・扉がないリビング等に設置する
・天井に近い位置に設置しない
割と、すぐにできることなので一度試してみてください。
機器からの干渉による影響を解決する方法
電子レンジなどの家電は、Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の周波数を利用しています。
これによって、ご自身のWi-Fiが同じ周波数帯を使っている場合は、接続が不安定になってしまいます。
自分のWi-Fiがどの周波数帯かの確認方法※Windowsの場合
step
1『設定』→『ネットワークとインターネット』
step
2『Wi-Fi』の画面から赤枠をクリック
周波数5GHz
周波数2.4GHz
この場合は、Wi-Fiの周波数は、5GHzを選べば干渉されないためOKです。
なぜ、2つの周波数が存在するのか
それは、それぞれの周波数によて特徴があるからです。
2.4GHz帯のメリットとデメリット
メリット
周波数が低いため、電波が遠くまで届きやすい特徴があります。
そのため、壁や天井、床などの障害物に強いとされています。
デメリット
家電やBluetooth搭載機器も同じ周波数帯を使っているので、干渉されやすく不安定です。
これによって、通信エラーや、通信速度が遅くなってしまいます。
5GHz帯のメリットとデメリット
メリット
Wi-Fiのみ使用している、周波数帯のため他の機器に干渉されることがありません。
そのため、通信速度も速く、安定していることが特徴です。
デメリット
周波数が高いため、壁などの障害物により電波が弱くなってしまうことがデメリットです。
また、これにより電波の届く距離も障害物に影響されるため2.4GHzに比べ短くなってしまいます。
自宅で2.4GHzと5GHz、それぞれに接続してYouTubeを開いて調査してみました。
速度の問題
2.4GHzは、繋がりますが、体感として『ちょっとイラっとする速度』
一方、5GHzでは、『問題なくサクサク進む速度』でした。
速度の問題
電波が届く距離を測ってみたところ玄関の外まで繋がるのは、2.4GHzでした。
5GHzは、玄関の中まではギリギリ繋がりました。
通信速度を上げる方法
Wi-Fi6の登場
2.4GHzと5GHzには、それぞれメリットとデメリットがあります。
そこで、ふたつの良いとこ取りをしたのが、Wi-Fi6です。
少しコアな話になってしまいますが、これまではWi-Fi5という規格が主流でした。
主流というよりは、最新の規格でした。
しかし、2019年9月からWi-Fi6という新規格ができました。
Wi-Fi6は、これまでのWi-Fi5に比べ、1.4倍速くなっています。
しかし、ひとの体感としてはWi-Fi5に比べ4倍以上改善されると言われています。
また、これまで複数のユーザーが同一のWi-Fiに接続した場合、回線が混雑し接続状況が不安定になり、通信速度が遅くなっていましたが、Wi-Fi6では、そこも改善されています。
これまでの規格より、さらに優れている点は、接続したパソコン、携帯電話、タブレット端末の消費電力を抑えることができます。
Wi-Fi6のデメリット
デメリットとしては、Wi-Fi6に接続する端末が対応している事が絶対条件であることです。
前述しました通り、Wi-Fi6は、2019年9月にできた規格ですので、対応している端末が少ないのが現状です。
ココに注意
Wi-Fi6の登場より前に、販売されたパソコンや、携帯電話、ルーターは非対応です。
ちなみに、最近話題のNURO光は、Wi-Fi6に対応しています。
ようやくNURO光が開通!2ヶ月待ちで、とってもとっても長かったです…
引越ししたけど、仮ぐらし状態だったのでホントうれしい。。そして回線も速いー。通信環境への投資は、やっぱりマスト!!!
— KAZUHA🗃ロジカルなデザイナー (@kazuha_mkt) September 22, 2020
nuro光開通したけど速度ほんとに速い うれしい
— やまだもえ (@8yamada8) September 17, 2020
まとめ
いかがだったでしょうか。
いつも何気なく接続しているWi-Fiですが、それぞれの周波数の特徴を捉えることが、通信速度を左右する鍵になってきます。
Wi-Fiは、精密な機械のため接続が不安定だったり、通信速度が遅い原因は様々ありますが、意外と設置している環境、使用している場所で解決できることもあります。
ご使用されているWi-Fiで、今回のような問題ありましたら、一度試されてみてはいかがでしょうか。
記事のまとめ
- 接続が悪かったらルーターとの距離を確認
- 一度に多くの端末で使用していないか確認
- ルーターを再起動してみる
- 2.4GHzと5GHzには、それぞれに特徴がある